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「関西文化の日」のパンフレット
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「関西文化の日」のパンフレット
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 11月3日の「文化の日」はなじみがあっても、「関西文化の日」をご存じの方は多くないかもしれません。身近な文化に触れる機会を増やそうと関西独自に実施しています。16回目の今年は11月17、18日を中心に、関西の美術館や博物館などの常設展が原則無料になります。(金井恒幸)

 -なぜ、できたの?

 「発案者は篠山市出身で臨床心理学者の故河合隼雄(はやお)さん。政治や経済だけでなく、文化も東京に一極集中している現状を変える狙いがあった。文化庁長官時代に『まず関西から、文化で日本を元気にしよう』という『関西元気文化圏構想』を発表。構想に応える形で2003年に始まったんだ」

 -現状は。

 「近畿2府4県と福井、三重、鳥取、徳島県にある公立、私立の美術館や博物館などが参加している。原則、毎年11月の第3土日曜に設けられているよ」

 -参加施設は?

 「03年度は121施設で始まり、記録が残る05年度の入館者数は約23万人。17年度は688施設、約53万人と過去最多だった。ただ17年度の参加施設でのアンケート調査で『関西文化の日を知っている』と回答したのは5割超。認知度はあと一歩だね。主催者は今年、ポスターやパンフレットを約16万部作り、PRに懸命だ。18年度は、11月9日時点で654施設が参加を表明しているよ」

 -兵庫県内の参加は?

 「17年度は146施設で、大阪の115、京都の104を上回り、府県別でトップなんだ。担当者は『公立に加え、神戸・阪神間を中心に私立も多く、県内全域に施設があることが一因』と推測している」

 -同じような取り組みは他の地域にもあるの?

 「東北6県と仙台市が参加する『東北文化の日』がある。10月の最終土曜と翌日曜を中心に実施している」

 -普段から楽しむには?

 「展覧会の無料や割り引きのサービスがある『ミュージアムぐるっとパス・関西』を利用してみては。河合長官の構想に賛同した美術・博物館関係者らが進めてきたんだ。18年度は近畿2府4県に加え、岐阜、愛知、三重、岡山県の計95施設が参加している。パスの値段は、半年間有効で1800円などさまざまだよ」

 -関西は文化大国だね。

 「かつて都だった奈良や京都があるため、国宝など文化財も集中し、国立の博物館や美術館も多い。関西元気文化圏構想を機に関西に文化庁の拠点ができ、21年度末までに京都への文化庁移転も予定される。河合長官のまいた種が実りつつある感じだね。詳細は『関西文化の日事務局』TEL06・4964・8844(平日10~17時)、またはホームページ『関西文化.com』で発信している」

2018/11/17

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