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13年11月、運動器具でトレーニングする若田光一さん(国際宇宙ステーション、JAXA/NASA提供)
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13年11月、運動器具でトレーニングする若田光一さん(国際宇宙ステーション、JAXA/NASA提供)
2015年8月、専用装置を使って目を検査する油井亀美也さん(右)(国際宇宙ステーション、JAXA/NASA提供)
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2015年8月、専用装置を使って目を検査する油井亀美也さん(右)(国際宇宙ステーション、JAXA/NASA提供)
神戸新聞NEXT
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 宇宙飛行士の金井宣茂(のりしげ)さん(41)が、国際宇宙ステーションでの生活で身長が伸びたと報告し、話題になりました。なぜだろう?

 -本当なの?

 「金井さんは、身体測定の結果、宇宙滞在の約3週間で『9センチ伸びた』と短文投稿サイトのツイッターでつぶやいた。ただロシア人船長から『伸びすぎでないか』と指摘され、測り直すと伸びは2センチだった」

 -どうして伸びるの。

 「宇宙では地球と違い、重力がほぼないため、背骨の隙間が開いて身長が伸びると言われている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、通常は1~2センチだけど、過去には7センチ伸びた海外の飛行士もいたよ」

 -ほかに変化は。

 「血液など体内の液体は、地球では下半身に集まるけれども、宇宙で重力の影響が無くなると、上半身に流れる量が増える。顔はむくみ、満月のように丸くなるため『ムーンフェース』と呼ばれているね」

 -すごいね。

 「2016年にステーションに滞在した大西卓哉さん(42)によると、無重力ではほこりやちりが浮いていて、目に入り込んで充血しやすいそうだ。また、原因ははっきりしないけれども、遠くが見えやすく、近くが見えにくくなるという視力の変化の報告もあるらしいね」

 -それだけ?

 「地上ほど力が必要ないので筋肉は弱く、骨はもろくなる。老化のような現象が進むため、飛行士の体やマウスの実験などを基に老化の仕組みを調べているそうだよ。飛行士は筋力を維持するために毎日2時間程度、ステーションにある運動器具でトレーニングしなければならないんだって」

 -地球に戻ってから大丈夫?

 「宇宙の生活で筋力やバランス感覚が低下して転ぶ恐れがあるため、リハビリが必須。JAXAは飛行士のリハビリ方法を、寝たきりだった入院患者を元気に退院させるためのトレーニングに役立てる方針だよ」

 -宇宙で暮らせるのかな?

 「宇宙では地上とは異なる放射線の影響もあり、誰もが宇宙に行く時代に向けて調べることがたくさんあるね。医師出身の金井さんは『宇宙に長く滞在することが健康に及ぼす影響を調べる実験に、医師の経験を生かしたい』と話しているよ」

2018/1/27

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