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グランプリ女子1万メートル決勝は大会のハイライトの一つ。過去には何度も日本記録が誕生した=2018年4月、ユニバー記念競技場
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グランプリ女子1万メートル決勝は大会のハイライトの一つ。過去には何度も日本記録が誕生した=2018年4月、ユニバー記念競技場

 陸上の本格的なトラックシーズン到来を告げる兵庫リレーカーニバルが20、21日に神戸市須磨区のユニバー記念競技場で開催されます。2020年東京五輪出場を目指す一線級アスリートから兵庫県内の小中高生までが集い、熱戦が繰り広げられます。兵庫陸上競技協会と神戸新聞社などが主催し、今年で67回目を迎える伝統の大会。その魅力とは-。(大原篤也)

 -どんな大会?

 「1953(昭和28)年に第1回大会が開かれた。当時は男女計15種目中12種目がリレー。文字通りリレーがメインの大会だった。4人が各800メートルを走る3200メートルリレーや、100メートル、200メートル、300メートル、400メートルをつなぐスウェーデンリレーなど今では珍しい種目もあったんだ」

 「その後、一線級ランナーが集う1万メートルを中心に盛り上がりを見せるようになった。64年東京五輪に向け有力選手に合わせた種目を設けたり、五輪の年には記録挑戦会が組み入れられたり、日本代表候補・強化選手らが神戸に集結したよ」

 -トップ選手が火花を散らす大会になったんだね。

 「第29回大会(81年)は新設された招待女子5000メートルで当時高3の増田明美選手が日本新記録で優勝。今はマラソンや駅伝中継などの解説でおなじみだけれど、当時は『天才少女』として話題を集めた。女子1万メートルでは故・真木和(いずみ)選手(ワコール)や千葉真子選手(旭化成)も日本記録を樹立して大いに沸いたよ」

 -若い選手の刺激にもなりそう。

 「トップ選手と同じ舞台に立てることは貴重な経験になるよね。日本中学記録や兵庫高校記録・中学記録など数々の好記録が誕生して兵庫の陸上界はどんどんレベルアップしていったんだ。兵庫リレーカーニバルは日本陸上界の発展にも大きく影響したと思うよ」

 -兵庫から世界へ…ってことね。

 「男子100メートルの前日本記録保持者の伊東浩司さんや北京五輪男子400メートルリレーで日本の銀メダル獲得に貢献した朝原宣治さん、現在も女子1500メートルの日本記録を持つ小林祐梨子さんら、数々の兵庫のアスリートが地元のビッグイベントをステップに日本記録樹立者や五輪経験者となった。75年には小学生リレーも始まり、陸上界に限らず『兵庫リレーカーニバルに出たことあります』っていう声はあちこちで聞くよ」

 -兵庫以外の大会は?

 「日本陸上競技連盟による日本グランプリシリーズは今年、全国各地で計14大会が開催される。うち実力上位者が出場する『プレミア大会』は兵庫をはじめ、東京、広島、静岡の計4大会。トップアスリートたちは各大会で冬季トレーニングの成果を試しながら、日本選手権を目指して仕上げていくことになる」

 -今年は陸上の世界選手権(ドーハ)、来年はいよいよ東京五輪。例年以上に盛り上がりそう。

 「兵庫で今回実施されるグランプリ種目は男女の1500メートル、1万メートル、3000メートル障害、円盤投げと、女子の走り高跳び、走り幅跳びの計10種目で、計約170人がエントリーしている。オープン、リレー種目も含めた出場選手は第1回大会の約千人から今ではその5倍にも膨れ上がったんだ。競技場で観戦するのがお勧めだけれど、最終日の21日はサンテレビで中継もあり、自宅で盛り上がりを体験できる。特に高校生のリレーは応援合戦も見どころの一つだ。大歓声に包まれたトラックで繰り広げられる白熱のレースを見ていると『やっぱりリレーの祭典だなあ』と感じるにちがいない」

2019/4/18

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