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G20サミットの主会場となる人工島・咲洲=大阪市住之江区
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G20サミットの主会場となる人工島・咲洲=大阪市住之江区

 6月28、29日、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が日本で初めて、大阪市で開催され、各国首脳により国際的な経済協力などの課題が話し合われます。一方で、大規模な交通規制が長時間行われるなど、私たちの暮らしに影響が出そうです。(田中真治)

 -G20の「G」って何?

 「グループ(Group)の頭文字だよ。日米欧の先進7カ国(G7)に中国やロシアなどを加えた計19カ国、それに欧州連合(EU)が参加する。1997年のアジア通貨危機から財務相・中央銀行総裁会議が創設され、リーマン・ショックを受けて、2008年からは首脳級に格上げされたんだ。日本は今回、初めて議長国を務めるよ」

 -なぜ大阪で開催するの。

 「大阪府・市のほか、愛知県や福岡市が開催地として名乗りを上げていたけれども、警備のしやすさや空港の利便性、ホテルの数などが評価されたようだね。人工島・咲洲(さきしま)の国際展示場『インテックス大阪』が主会場となる。関係閣僚会合も大阪サミットの前後に全国8都市で開かれるよ」

 -兵庫県では?

 「残念だけど開催されないんだ。神戸市では16年のG7伊勢志摩サミットで保健相会合が、08年のG8北海道洞爺湖サミットでは環境相会合がそれぞれ開かれたんだけどね」

 -何を話し合うのかな。

 「G20は世界の国内総生産(GDP)の8割以上を占める。だから影響力が大きく、経済分野はもちろん、幅広いテーマが取り上げられる。今回は、海洋ブラスチックごみ問題や女性の活躍推進、高齢化への対応なども議題で、17の国・国際機関も招待されているよ」

 -まとめるのは大変そう…。

 「確かに、参加国が多い上、トランプ政権後の米国のような『自国ファースト』が、協調を難しくしている面もある。米中の貿易摩擦がエスカレートしていくことへの懸念が高まる中、議長国の役割は重大だ。日本は米国や中国、ロシアなどとの個別会談もあるし、外交成果を上げられるかどうか注目だね」

 -人も大勢来るんでしょ。

 「約3万人というから、最大規模の国際会議と言っていい。警備は、約2万3千人が動員された伊勢志摩サミットを上回る過去最大級の厳戒態勢となる見込み。だから、生活への影響は避けられそうにないね」

 -駅で対テロ訓練を見たよ。

 「主な駅ではコインロッカーやごみ箱が使えなくなるんだ。27~30日は、阪神高速が環状線など10路線で通行止め。主会場やJR大阪駅周辺などの一般道も規制される。運休は高速バスや空港リムジンバス、神戸空港発着の高速船ベイ・シャトルにも広がり、宅配便の日時指定配達などのサービスは阪神間でも休止になるから気をつけよう」

 -来た人には楽しんでほしいけど。

 「要人が泊まる大阪市内のホテルは改装が相次いでいるよ。世界の注目を集めるサミットが“おもてなし”や安全性のPRにつながり、インバウンド(訪日外国人)に跳ね返ることへの期待もあるらしい。9月のラグビー・ワールドカップ日本大会や25年の大阪・関西万博を控え、兵庫県にも波及効果があるといいね」

2019/6/15

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