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合同説明会で、企業の説明に耳を傾ける大学生ら=神戸市中央区
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合同説明会で、企業の説明に耳を傾ける大学生ら=神戸市中央区

 2019年春に卒業予定の大学生らを対象とした主要企業の会社説明会が解禁され、就職活動が本格的に始まっています。今年の就職活動はどうなっているのでしょうか。

 -会社説明会って何?

 「就職を考えている学生に対し、企業が自分たちの会社の仕事内容や業界の展望について説明することで『広報活動』とも言うね。企業は3月から採用を目的に、学生にこのような説明をしてよいとされているよ」

 -具体的には何をするの?

 「自社で説明会を開いたり、就職情報会社の合同説明会に参加したりして学生と接触を図る企業が多いね。それぞれ自社のホームページで、採用したい職種を細かく明示するなどし、どんな人を採用するのかを説明もしている」

 -どの企業も3月から広報をするの?

 「日本を代表する企業や団体でつくる『日本経済団体連合会』(経団連)が、広報の解禁を3月とするなどのルールを自ら定め、加盟する主要企業は日程を守るよう求めているんだ」

 -3月以降は何をするのかな。

 「学生は企業の説明を聞いて志望先を固め、志望動機を書いたエントリーシートを提出する。6月1日からは主要企業の『選考活動』が解禁され、企業は試験や面接で学生を選抜し、採用したい人に内定を出すんだ」

 -今年はどんな特徴があるんだろう。

 「一般的に景気が上向くと人手不足になり、新卒採用は学生に有利な『売り手市場』になる。ここ数年、その傾向が強まっているね」

 -学生が内定を取得しやすいっていうことかな。

 「18年春に大学を卒業し、就職を希望した人の就職率は4月1日時点で、98・0%。統計が始まった1997年春以降、過去最高を更新した。売り手市場が続き、学生には追い風となっている」

 -就職を希望する人たちには、いい環境なんだね。

 「反対に、採用する側の企業は『困っている』というところが多くなっている。採用意欲は高いけど、建設や流通など、多くの業種が人手不足に直面している。少子化による労働力不足を見据える必要もあり、優秀な人材の争奪が激しくなっているんだ」

 -採用活動が激化しそうだね。

 「経団連がルール化したのも、行き過ぎを予防するため。でもルールを破っても罰則はないし、加盟していない外資系や中小企業は対象外で、独自に採用活動をしているんだ。就職情報サイト『リクナビ』を運営するリクルートキャリアの調査によると、5月1日時点で就職希望者の約43%が既に内定を獲得。人材不足に悩む企業が早めに内定を出し、学生を囲い込んでいるようだ」

 「過去にも企業の活動が過熱して囲い込みや青田買いが起き、批判を浴びたことがあった。企業が無秩序に早くから人材を確保しだすと、どうしても学業がおろそかになりかねない」

 -学生が気を付けることは。

 「まずは自分が本当に就きたい仕事をみつけることだろう。就職活動に詳しい人は『幅広い企業の話を聞くと、やりたい仕事が分かって志望動機が固まる。むやみに焦る必要はない』と助言している。エントリーシートの提出期限などに気を付けながら、積極的に企業の情報を集めるといいね」

2018/5/26

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