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神戸・長田女児死体遺棄

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 神戸市長田区、市立名倉小1年の女児(6)の遺体が発見されてから30日で1週間。死体遺棄容疑で逮捕された無職君野康弘容疑者(47)=同区長田天神町1=はアパートに1人で暮らし、近くに身寄りもなかったという。「おとなしい」という知人がいる一方、周囲とのトラブルが絶えなかった。転々とした居住先で同容疑者を知る住民らへの取材から、その人物像を探った。

 君野容疑者は鹿児島県南九州市出身。父親は大阪で働き、幼いころから祖母と2人で暮らしていた。進学した同県内の水産高校の同級生は「まじめでおとなしい性格だった」と振り返る。

 高校卒業後、陸上自衛隊に入ったが、2年で退官。その後は食品メーカーやパチンコ店などで働いていたという。

 25歳の時、慕っていた祖母が死去。その後は関東や大阪、神戸などを転々とし、風俗店などで働く。35歳ごろに神戸で結婚し、娘を1人もうけたが、離婚した。大阪で一時、暴力団に入ったこともあったという。

 数年前に神戸市兵庫区のアパートに入居。昨年6月ごろ、長田区内に移って生活保護を受けながら暮らしていたが、ごみを出さずに部屋の中にアリがたかり、近隣ともめて2週間ほどで退居。現在の同区長田天神町1のアパートに入った。

 近隣の住民には、昼間から酒を飲み、路上で大声を上げる姿を目撃されている。近くの主婦(38)はアパート前を通りかかった際、2階テラスにいた君野容疑者から、つばを吐きかけられた。

 また、兵庫区の知人男性の集合住宅に入り浸り、毎日のように昼間から夜中まで酒を飲んで騒いでいた。昨年11月には、下の階の男性(72)が苦情を言うと、君野容疑者は自ら警察に通報し、さらに男性を「わしは組のもんや」とどう喝したという。

 今月21日、知人に連れられた君野容疑者は「アオキ」と名乗り、同区内の教会で礼拝と食事が提供される会に参加した。牧師によると、礼拝の際に「罪には必ず裁きがある。悔い改めなければならない」との話をすると、君野容疑者は立ち去ろうか迷うようなそぶりを見せ始めた。

 気になった牧師が礼拝後に声を掛けると、目も合わさず、手が震えていた。言葉少なだったが「食欲がない」と話し、提供された昼食にもほとんど手を付けなかったという。

2014/9/30

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