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神戸・長田女児死体遺棄

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 2014年9月に神戸市長田区で起きた小1女児殺害事件で、殺人や死体遺棄、わいせつ目的誘拐などの罪に問われた君野康弘被告(49)の裁判員裁判第4回公判が10日も神戸地裁であり、女児の母親の証人尋問があった。主なやり取りは次の通り。

 -(女児は)どんな暮らしぶりでしたか。

 「(2014年2月に生まれた)妹が泣いているときにあやしてくれたり、おむつを替えてくれたりしました。お人形遊びやお姫様ごっこ、自分でつくったダンスを踊るのが好きでした。幼稚園の卒園式のとき、将来はケーキ屋さんになりたいと言っていました」

 -うわさや報道で心を痛めたことがあったんですよね。

 「(普段から)夜の8時ごろに一人で歩いているという報道をされました。ご飯やお風呂に入っている時間でそんなことはありません。友達の家でご飯を食べさせてもらっている、というのもありましたが、ちゃんと家族で食べていました」

 -女児と最後に会ったのはいつですか。

 「(娘が)朝、学校に行くときです。『夜ご飯は何がいい』と聞いて『腕をふるうから家で待っていてね』と言いました」

 -おかしいと思うようになったのは何時ごろですか。

 「午後5時半すぎ、帰ってこないので友達に協力してもらって一緒に捜しました。私が買い物から帰った午後3時すぎ、部屋にランドセルと着替えた体操服があったから(娘が)いったん帰宅したのは分かりました。遊びの方が勝ったんだと思って特に気にはしませんでした」

 -見つからずどんな夜を過ごしましたか。

 「不安でいっぱいでした。殺害されたとは思っていませんでした。性格的にそんな行動はとらないと思っていたからです」

 -警察官にどのように告げられましたか。

 「『(娘が)見つかりました。複数の袋に入れられて』と。どん底に落とされた感じでした。一緒にいた(私の)きょうだいたちも泣き崩れました」

 -遺体は見ましたか。

 「警察の霊安室で、首は包帯に巻かれて、お気に入りのワンピースを着せてもらっていました。守ってあげられなくてごめんね、助けてあげられなくて、悔しさと後悔でいっぱいになりました。服を着ていない遺体も見たいと希望して、写真から(体を切断された)痛みが伝わってきました。絶対に犯人を許せないと思いました」

 -心に残っている(女児の)言葉は。

 「『ママ大好きだよ』『ママがいるだけでいいよ』と言ってくれたことです。かけがえのない存在で体の一部です」

 -真実を知りたいと裁判に参加し、思いは達成できましたか。

 「達していないです。ちゃんと事実を聞けていません。(君野被告が娘に)声を掛けてから肝心なところがすべて『記憶にありません』ばかりだからです」

2016/3/10

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