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もの知り投資学

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 株式市場の動きを伝えるニュースには日経平均株価(225種)がよく登場します。市場の状況を把握するために開発されたデータで、株価指数と呼ばれます。日経平均以外にも複数あるので、主な指数をみましょう。

 日経平均は、日本経済新聞社が東京証券取引所1部上場企業約1900社から、225社を選んで算出します。現時点では最もよく知られている指数でしょう。ただ一部の株価の特に高い「値がさ株」の動きに左右されやすく、東証株価指数(TOPIX)と比べ、市場全体の方向感を把握する力が低いとされます。

 次に知名度が高いのはTOPIXでしょう。文字通り東証が算出し、市場1部の全銘柄が対象です。

 市場動向をつかみやすいのが特長ですが、市場に出回る株数や時価総額が大きい「大型株」の値動きの影響を受けやすいほか、業績の悪い銘柄も算出の対象に含まれるという一面もあります。

 一方、JPX日経インデックス400は、ことし1月に誕生した新しい指数です。

 最近の3年以内に債務超過や営業赤字に陥ったことがないことや、株主資本利益率(ROE)でみた収益力の高さ、時価総額の大きさなどを基準に選んだ上位400銘柄を使い算出します。東証1部・2部だけでなく、新興市場の企業も対象に含まれます。

 「優良銘柄の一覧表」などとも言われますが、例えば、経営不振が表面化したスカイマークは、8月に年1回実施される銘柄の定期入れ替えで既に外されています。

 このほかソニーやワタミ、ビックカメラといった企業も除外されて、スターバックスコーヒージャパン、パナソニック、マツダなどが新たに採用されました。

 JPX400対象銘柄に採用されると、市場で買われる傾向があり、逆に外れた企業は売られることもあるようです。

2014/12/24
 

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