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もの知り投資学

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 「投資には当面使わない余裕資金を充てましょう」と言われます。でも暮らしにまつわるお金はいろいろです。家計全体を把握して、どんな選択がいいか考えることは、なかなか難しいものです。そんなときはファイナンシャルプランナー(FP)と呼ばれる専門家の助言を受けるといいかもしれません。

 FPは、相談者の家族構成や収入・支出の内訳などさまざまなデータを分析し、将来の夢や目標の実現に必要な資金計画づくりと実行をサポートしてくれます。

 FPとして活動するには資格試験に合格する必要があり、金融商品の内容だけではなく生活設計や相続などに幅広く精通していることが求められます。

 こうした知識と相談者の将来に対する考え方を踏まえて、保有している資産が預貯金に偏りすぎてはいないか、加入している生命保険が相談者に適しているかなどの観点から相談に乗り、アドバイスしてくれます。

 仮に預貯金と国内株式を持っているとすると、債券や海外株式への分散投資を勧めるかもしれません。ただ株の個別銘柄や、具体的な金融商品名を推奨することは、法律で禁じられています。

 具体的にどんな相談ができるか知りたい場合には、日本FP協会が各地で開く無料体験相談や電話の相談窓口を使ってみるといいでしょう。同協会のホームページからは、近くのFPを探すこともできます。

 将来に影響するだけでなく、家計の詳細を打ち明けることになるので、FPは慎重に選びましょう。複数あるFP資格のうちどの資格を持っているのか、得意な分野は何か、相談対応の経験は何年ぐらいかといった点は大事なチェックポイントです。

 相談料はFPによって違いますので、事前の確認が必要です。日本FP協会によれば時間制で1時間5千円~1万円未満という料金設定が、最も多いようです。

2014/12/17
 

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