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もの知り投資学

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 家計見直しの3回目は保険です。主に生命保険や医療保険をイメージして読み進んでもらえばいいでしょう。

 万一に備えて保険に加入しておけば安心です。ただ保険料がかさんで、家計を圧迫してしまうのは考えものです。ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんは「必要以上に加入して『保険貧乏』になってはいけません。保険でお金をためることは、考えなくていいと思います」と話します。

 そこで保険の見直しです。見直しは現在加入している保険の内容確認から始めます。どのような場合にいくらお金が出るかを把握するのです。

 次に、例えば一家の稼ぎ手が亡くなったり、重い病気になったりしたときに、いくら必要か考えます。

 ところで、医療費負担の大きい人を支える高額療養費制度という仕組みがあります。一定金額(自己負担限度額)を超えた部分が後で払い戻されます。こういうことも考慮しながら必要額を検討します。

 保険の見直しには、大きく分けて二つ方法があります。既存の保険を解約して別の保険に入る方法と、必要性の低い特約をなくしたり保障額を減らしたりして保険料を抑えるやり方です。

 ただ、解約しない方が有利な場合もあるので、注意が必要です。加入時の予定利率が高かったとか、満期が近いといったケースです。

 月々の負担を減らすには共済を利用する手もあります。共済は保険に似ていますが、営利目的ではないといった違いがあります。全国生活協同組合連合会(全国生協連)が元受け団体の都道府県民共済や、全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)のこくみん共済などがあります。

 保険料の安さという点では「インターネット保険」も選択肢でしょう。

 もちろん大手保険会社にも、営業職員が手厚く対応してくれるほか、知名度が高く安心感が強いといった長所もありますので、吟味しましょう。

2016/2/24
 

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