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もの知り投資学

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 今回から、4回にわたって、投資のための資金作りに役立つ家計の見直し策を見ていきましょう。初めは住宅ローンの再検討です。

 住宅ローンのある家庭では、その返済が毎月の支出の大きな部分を占めます。金利のわずかな違いが、長期間で見ると相当な差となって現れてきます。

 現在は、日銀の大規模な金融緩和を背景に長期金利がマイナスになるなど、金利が極めて低い状態が続いていて、ローンの借り換えの好機と考える人は少なくありません。

 では、どんな人が借り換えを検討するべきなのでしょうか。

 ローン残高1千万円以上、返済期間が残り10年以上、新旧ローンの金利差1%以上が目安と言われることもありますが、ローンの残高が多かったりすると金利差が0.5%程度でも借り換えた方が得だったりするので一概には言えません。

 実際に借り換える場合にはどうしたらいいのでしょう。まずインターネットなどを使い、現在ローンを利用しているのとは別の銀行で見積もりをとってみましょう。その見積もりを持って、今借りている銀行に行き、金利を引き下げてもらえないかと交渉してみてもいいでしょう。

 現在取引している銀行側も、顧客を奪われないように引き下げに応じることがあります。手数料などを考えると借り換えよりも有利になるもしれません。

 金利を引き下げてくれなければ、見積もりをしてもらった銀行で借り換えの手続きを進めればいいでしょう。

 そのときには、銀行に支払う手数料や保証料、登録免許税といった諸費用を考慮しましょう。諸費用は通常数十万円になります。借り換えによる金利負担の軽減分が諸費用より大きいかどうか、じっくりと見極めましょう。

 いずれにしても、住宅ローンは金額が大きく、返済も長期にわたりますから、金利動向によく目配りして、適切な選択ができるように行動しましょう。

2016/2/10
 

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