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もの知り投資学

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 年間100万円までの投資で得たもうけの課税がゼロになる少額投資非課税制度(NISA)がスタートして、個人投資家の株式投資への関心が高まっています。中でも東京証券取引所のジャスダックやマザーズなどの新興市場に上場している企業の株式は比較的少額で取引できるため、注目度が高いようです。

 新興市場は、設立後の年数が短くても、今後の成長が期待できる企業が事業に必要な資金を集めやすくするために設けられました。東証1部などに比べて上場の際のハードルが低く、企業と日本経済の新陳代謝を促す役目があります。

 会社が成長すれば株価の上昇も期待できます。昨年12月にジャスダックを「卒業」し、東証1部に移った楽天の名を聞いたことがある人は多いでしょう。インターネット上の商店街「楽天市場」で知られる楽天の株価は株式分割などを考慮して調整すると2000年4月の上場(店頭登録)時の5倍を超えています。

 人気ゲームのパズル&ドラゴンズ(パズドラ)で有名なガンホー・オンライン・エンターテイメントや日本マクドナルドホールディングスなどもジャスダックに上場しています。

 新興市場は、発行済みの株式数が比較的少ない企業が多いこともあり、日々の株価変動が大きい銘柄も目立ちます。例えば、マザーズに上場している会員制交流サイト(SNS)大手のミクシィの株価は昨年12月、値幅制限いっぱいとなるストップ高とストップ安を何日も繰り返しました。

 株価が大きく変動すると損失も大きくなる恐れがありますから注意しましょう。また会社の経営が困難となり、上場廃止に至るケースも特に珍しいことではないので覚えておきましょう。

 東証以外も札幌証券取引所のアンビシャスや名古屋証券取引所のセントレックス、福岡証券取引所のQボードといった新興市場もあります。こうした市場で投資すれば、地元企業を応援することもできます。

2014/3/12
 

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