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もの知り投資学

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 今回はインデックス型の投資信託を見てみましょう。日経平均株価(225種)や東証株価指数(TOPIX)など、特定の指数に連動するため、値動きが分かりやすく初心者向きと言えます。

 例えば、「○○自動車」や「△△商事」、「□□銀行」などの個別企業の株式に投資する場合、業績や将来性などを吟味して銘柄を選ぶ必要があります。

 しかし、インデックス型投信なら、自動的に株価指数とほぼ同じ運用成績を上げることができます。値動きも比較的緩やかなので、長期投資に向いた安定性の高い商品とされています。

 指数に合わせるだけなので、運用する側の手間もあまり掛かりません。そのため、購入手数料や信託報酬などの経費が安く済む点も大きなメリットです。

 種類の豊富さも特徴です。外国の代表的な株価指数に連動するものや、証券会社などが独自に指数化した国内外の株や債券などを対象にしたものもあります。外国の個別株や、債券への投資は初心者にはハードルが高いですが、投信を利用することで手掛けやすくなります。

 ただ、なじみが薄い分、インデックス型の強みである安定性や分かりやすさに欠ける面もあり、注意が必要です。

 また、「インデックス型投信の進化形」とも言われる商品に指数連動型上場投資信託(ETF)があります。TOPIXなどに連動する点は同じですが、株式市場に上場され、取引時間中なら常に売買が可能な利便性が売りです。

 ETFのデメリットとしては、1万円前後からしか投資できない点があげられます。そのため、千円程度から投資できるインデックス型投信を活用して資金をため、ある程度まとまった段階でETFに切り替える「リレー投資」という手法も人気があります。

2017/5/17
 

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