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もの知り投資学

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百貨店友の会と旅行積み立ての例
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百貨店友の会と旅行積み立ての例

 今回は百貨店の「友の会」と、旅行会社や航空会社が提供する旅行積み立てを取り上げます。どちらも、年利換算で銀行預金より高い利率のボーナスが加算され、税金もかかりません。旅行費用の捻出を考えている人や百貨店でよく買い物をする人には有利です。

 友の会から見てみましょう。百貨店ごとに多少の違いはありますが、基本的には毎月一定金額を12カ月積み立てると1カ月分がボーナスとして加算され、カードや商品券の形で受け取ることができます。毎月の積立額はコースによって異なりますが、5千円程度から始められます。

 百貨店の提携ホテルやレストランを優待価格で利用できるといった特典も提供しています。

 気を付けたいのは、受け取ったカードや商品券を使える店舗が決まっていることです。自分がよく利用する百貨店はどこか、どの程度の額の買い物をするのかを考えてから、加入先や積立額を決めるといいでしょう。

 中途解約すると、それまでに積み立てたお金は原則として現金で戻ってきます。満期後も換金はできますが、その場合にはボーナス分を手にすることはできません。

 旅行積み立ても友の会に似た仕組みです。まず満期額を決めて、ボーナス分を差し引いた額を積み立てるか、一括で支払います。満期になると事前に決めた金額のカードや商品券が受け取れます。

 旅行積み立ても使い道が加入先の航空会社や旅行会社への支払いなどに限られます。さらに、有効期限にも注意が必要です。

 中途で解約はできますが、商品券などでの受け取りになります。商品券の場合は千円未満が切り捨てられて返金額が積立額より少ない場合があります。

 友の会も旅行積み立ても加入先の会社が倒産した場合の保証は基本的にありません。積み立てたお金が無駄になる可能性があることを、頭に入れておきましょう。

2015/12/9
 

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