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もの知り投資学

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 今回は投資信託の選び方を考えてみます。投信には日経平均株価(225種)や東証株価指数(TOPIX)など特定の株価指数に値動きが連動する「インデックス」型と、ファンドマネジャーが運用銘柄や売買のタイミングを決める「アクティブ」型があります。

 投信を保有している間は「運用管理費用(信託報酬)」が差し引かれます。長期的な資産形成に影響する可能性がありますので、水準に注目しましょう。投資信託協会によると、インデックス型の信託報酬は平均0.5%程度、アクティブ型は1.2%程度です。

 インデックス型は指数を構成する銘柄を組み入れればよいため、運用に手間がかからず信託報酬が安くなります。組み入れる銘柄が多く値動きが安定しやすいのも特徴です。投資の初心者や長期的な資産形成を考えている場合、インデックス型が適しているとされます。販売競争が激しく信託報酬を引き下げる動きも目立っています。

 アクティブ型はファンドマネジャーが企業を調査するなど費用がかかります。うまくいけば株価指数を上回る成果が上がりますが、ファンドマネジャーの腕次第です。信託報酬が高い場合、それに見合った成果が出ているか実績を調べましょう。高くても株価指数の値動きを上回っているとは限りません。

 投信を購入する際には「購入時手数料」がかかるものも多いですが、インデックス型を中心に「ノーロード」と呼ばれる手数料無料の投信が増えています。

 投資する地域には国内だけと海外だけ、国内と海外の組み合わせがあります。一般的に先進国の方が新興国より値動きが安定しています。投資する資産には株式や債券、不動産投資信託(REIT)などがあり、分散して投資した方が長期的な資産形成に有効とされています。

 一度に購入するのではなく、間隔を空け何度かに分けて購入することもリスク回避につながります。

2017/4/26
 

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