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もの知り投資学

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 投資信託の一つに、MMF(マネー・マネジメント・ファンド)があります。安全性の高い債券を中心に運用され、証券会社で購入できます。円建てのものと外貨建てのものがあって、それぞれ長所と短所があります。

 円建てのMMFは国債や社債、企業が発行する短期の手形であるコマーシャルペーパー(CP)で運用しています。安全性が高く、元本割れの例が少ないのが特長です。

 ただ安全性重視の運用ということは、裏を返せば、現在のような低金利の局面では高い利回りを期待できないということです。MMFごとに組み込まれている債券が異なりますので、利回りには多少差がありますが、大きなもうけを手にするには不向きです。

 売りたくなったら換金できますが、円建てMMFは購入から30日未満の場合には、手数料を取られることも覚えておいた方が良いでしょう。

 外貨建てMMFには米ドル建てに加え、豪ドルやニュージーランド・ドル建てなどがあります。

 もうけが外国為替相場の動向に大きく左右される点で、外貨預金に似ています。

 円安が進めば為替差益が得られる一方で、円高になれば差損が発生します。また売ったり買ったりするときに、それぞれ為替手数料がかかりますので、この点にも注意して選びましょう。

 米ドルはニュースなどで相場を目にする機会が最も多く、円高ドル安になっているのか、反対に円安ドル高になっているのか分かりやすいので、為替変動による差損益を把握しやすいのが特長です。さらに為替手数料も他の通貨に比べ安く設定されているようです。

 豪ドルや、ニュージーランド・ドルのMMFは利回りが比較的高く、人気です。ただ、各通貨にはそれぞれのリスクがありますので、利回りだけにとらわれず、他の条件も考慮しましょう。

 証券会社ごとに、どの通貨のMMFを買えるかに違いがあります。

2015/2/18
 

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