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もの知り投資学

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 世界で最初の株式会社は、1602年にオランダで設立された東インド会社といわれています。当時は大航海時代で、英国やスペインなど欧州列強が、アジアやアメリカ大陸などへ進出していました。

 航海に出る人たちは、どのようにして必要な資金を調達していたのでしょう。

 株式会社ができる前は、航海のたびに出資者を募っていたようです。航海が無事で利益が出れば出資者は大もうけできますが、船が難破したり海賊に襲われたりして失敗するとお金は戻ってきません。まさにハイリスク・ハイリターンでした。

 そこで、そのリスクを軽減し航海という事業を続けるために考え出されたのが株式会社です。

 出資を証明する代わりに「株式」を発行して資金を集め、船を造り、利益は出資者で分配したようです。ちなみに日本最初の株式会社は、1873年に設立された民間銀行の第一国立銀行といわれています。

 現在の株式会社の仕組みはどうでしょうか。事業を起こしたい起業家が資金を集めて会社をつくり、事業を始めます。事業が好調で利益が出れば起業家は役員報酬を、社員らは給与を受け取り、出資者は出資した比率に応じて配当や株式の売却益などを得られます。

 400年以上前の東インド会社の仕組みがいまも同じように続いていることは驚きです。

 国内の株式会社は主に会社法という法律によって設立や運営、管理などが規定されています。

 以前は会社を設立するには1千万円の資本金が必要でしたが、法改正で最低資本金制度はなくなり、1円でも設立できるようになりました。

 株式会社は経済活動にとってなくてはならない存在です。お金もうけをするためだけの場ではなく、世の中を豊かにするモノやサービスを生み出し、働く人々の暮らしを守る役割も担っているのです。

2017/9/27

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