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もの知り投資学

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 株式売買の基本は「安く買って高く売る」です。とはいえ、今の株価が安いか高いかの判断は難しいですね。そこで現在の株価と過去の株価の動きを比べる必要が出てきます。その際に使うのがチャート分析といわれる方法です。

 最も一般的なチャート分析で使われるのが「ローソク足」です。これは1日や1週間、1カ月など一定期間の株価の動きを記号化したものです。1日の動きを表したローソク足を「日足」、1週間は「週足」、1カ月は「月足」と呼びます。

 なぜローソク足と呼ばれるのでしょうか。「柱」(実体)と呼ばれる長方形の上下にそれぞれ細長い線が伸びていて、この形がローソクに似ているからです。上に伸びている線を「上ひげ」、下に向かっている線を「下ひげ」と呼びます。

 柱とひげは、株価の「始値」「終値」「安値」「高値」を表します。

 始値以上に高値をつけた部分が上ひげ、安値をつけた部分が下ひげになります。片方のひげがない場合もあります。また、ひげが上下ともについていないローソク足は「丸坊主」と呼ばれます。

 始値より終値が高くなった場合は柱の部分を白くし、「陽線」と呼びます。一方、始値より終値が安くなったときは柱を塗りつぶし、こちらは「陰線」と言います。株価の上昇相場では陽線が多くなり、下降相場では陰線が多くなります。

 少し複雑かもしれませんが、ローソク足の見方が分かれば、その形を見ただけで、その日や週の値動きがだいたい分かるようになります。

 ひげの長さや陽線と陰線の組み合わせによって、ローソク足は多くの種類に分類できます。ローソク足の本数によっても株価の動きを分析できますが、それはまたの機会にしましょう。

 株価の値動きを調べる方法はいくつかあります。ローソク足に加えて別のチャートも参考にして、株価分析をしてみるとよいでしょう。

2016/7/27
 

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