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もの知り投資学

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 レジでICカードや携帯電話をかざして手軽に買い物ができる「電子マネー」が普及してきました。2015年はスーパーや飲食店などで約4兆6千億円が使われています。お得なポイント還元サービスや紛失時の対処法などを知っておいて、賢く活用しましょう。

 電子マネーは大きく分けて大手小売りグループなどが発行する「流通系」と、JR各社や私鉄、バス会社が発行する「交通系」があります。

 流通系の強みはグループや提携店舗での買い物や食事で利用した際、原則として一部がポイントとして戻ってくる点です。ポイントは次の機会に買い物などに使えます。日常的に使うスーパーやコンビニが近所にある場合、ポイントをためやすくなります。航空会社のマイルとポイントを交換するサービスなども充実しています。

 交通系は運営母体の地域性が強くなりがちですが、相互利用しやすくなっている点が魅力です。地域や路線を越えた移動や日常的な買い物、食事を1枚のカードで済ますことができます。「エキナカ」店舗やグループの商業施設などでポイント還元もあります。

 いずれの電子マネーでもお得になるのがクレジットカードの活用です。レジや駅の券売機などで現金で事前入金する代わりにクレジットカードを使えば、二重でポイントをためられます。

 利用者にとって心配なのが、カードや携帯電話の紛失や盗難ではないでしょうか。本人確認なしに使えるため、他人が勝手に使ってしまう恐れがあります。運営各社がすすめているのが名前や住所などの事前登録です。登録しておけば、紛失などに気づいた段階で再発行の手続きをするだけで、そのカードは利用できなくなります。残高があれば新しいカードなどにも引き継ぐことが可能です。使い始める前に問い合わせ先や再発行の手続き方法を確認しておけば、より安心して現金代わりに使えます。

2016/3/16
 

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