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制作中の「サン・シスター」=京都市左京区、京都造形芸術大
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制作中の「サン・シスター」=京都市左京区、京都造形芸術大
東日本大震災からの再生の願いを託して制作された「サン・チャイルド」=大阪府吹田市、万博記念公園
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東日本大震災からの再生の願いを託して制作された「サン・チャイルド」=大阪府吹田市、万博記念公園
ヤノベケンジさん
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ヤノベケンジさん

 東日本大震災の再生モニュメントが注目された人気美術家ヤノベケンジさん(49)=大阪府高槻市=の野外アートが6月にも、兵庫県立美術館(神戸市中央区)海側に設置される。作品は巨大な少女像で、東日本の際に作成した少年像の「お姉さん的存在」。阪神・淡路大震災から20年の神戸で、復興や希望のメッセージを発信しつつ、東北ともつながっている。(堀井正純)

 作品名は「サン・シスター」。高さ約6メートルの少女の立像で、凜とした表情で空を見上げ、手には輝く太陽を載せる。県が、同美術館と同市立王子動物園(同市灘区)を結ぶ「ミュージアムロード」のシンボルオブジェとして設置する。

 京都造形芸術大教授を務めるヤノベさんは、香川県・小豆島にタレントビートたけしさんと共作した立体アートを設置するなどし、メディアにもたびたび出演。一方で、原発事故が起きたウクライナのチェルノブイリを訪問するなど、1990年代から、核や放射能を題材にした作品を多数発表してきた。

 「アートは世界を変えていく武器」が持論で、東日本大震災と原発事故後には、放射能防護服に身を包んだ巨大な少年像「サン・チャイルド」を3体作成。福島やイスラエル、ロシアなど国内外で展示し反響を呼んだ。現在1体は、大阪府茨木市に設置されている。

 少年の〝姉〟が姿を見せるのは、東北より一足先に、再生への道のりを歩んできた神戸。「サン・シスターは未来を見つめている。作品から勇気や希望、可能性を感じてもらえたら」とヤノベさん。

 ミュージアムロードは、芸術文化施設が点在する南北約1キロの通りで、2010年に同美術館の蓑豊(みのゆたか)館長の提唱で命名された。県の関係者は「ミュージアムロード盛り上げの起爆剤になれば」と話している。

2015/5/12

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