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「慰霊と復興のモニュメント」に取り付けた母の銘板を指でなぞる河合次郎さん=19日午後、神戸市中央区加納町6(撮影・大森 武)
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「慰霊と復興のモニュメント」に取り付けた母の銘板を指でなぞる河合次郎さん=19日午後、神戸市中央区加納町6(撮影・大森 武)

 阪神・淡路大震災から21年を前に、震災の犠牲者らを追悼する「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区)に19日、新たに17人の名前を刻んだ銘板が加えられた。銘板は計4989人になった。

 モニュメントは2000年1月に完成。当初は神戸市民と同市内の犠牲者が対象だったが、03年からは市外の犠牲者や震災が遠因で亡くなった人、復興や追悼行事に貢献した人らも加えられている。

 追加されたのは、芦屋市と尼崎市、宝塚市で亡くなった4人▽遠因死として認定された10人▽貢献者ら3人。既に銘板が加えられていたものの、これまでは集計されていなかった犠牲者1人も今回新たに数えられ、合計人数は昨年より18人増えている。

 式典には15遺族約45人が出席。神戸市西区の河合次郎さん(70)は、震災から約2年後に肺炎で亡くなった母美子(はるこ)さん=当時(76)=の銘板を加えた。

 1人暮らしだった美子さんは同市兵庫区の自宅が半壊。近所の家屋解体の粉じんを吸って肺炎になったという。神戸に愛着を持ち、関東に住む次郎さんの兄が同居を誘っても離れようとしなかった。

 次郎さんは「母が愛し、苦労もしてきた神戸に生きた証しを残したかった。私にできることはこれくらいしかないから」と目をうるませた。(森 信弘、阿部江利)

2015/12/19

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