記事特集
■午 前
7・00 芦屋市・芦屋公園内献花台 阪神・淡路大震災慰霊と復興のモニュメント前に記帳・献花台が設けられる。同市伊勢町の女性(81)は結婚前のめい=当時(23)=が犠牲に。前日遊びに来たが、婚約者と一緒だったため打出町の自宅に帰した。「泊めていればと悔やまれる。運命だったのか…」と話した。
7・20 東灘区・中野南公園 慰霊碑前で同区の水島真理奈さん(52)が娘2人と合掌。40代の叔父鶴田前治(せいじ)さんを失った。遺体の顔はほほ笑んでいるようだった。長女(29)の結婚が決まり「娘の成長を喜んでくれていると思う」。
7・45 中央区・神戸市役所 久元喜造市長が幹部職員約500人に訓示。「地震、津波に強い神戸をつくらないといけない。市民の命と財産を第一に仕事を進めてほしい」
8・30 東灘区・コープこうべの鎮魂式 職員ら13人が祈りをささげる。遺体の安置所にもなった生活文化センター。2001年から式を続ける。職員の五嶋(ごとう)めぐみさん(47)は「地域と一緒に何ができるか考えたい」と言う。
9・30 兵庫区・湊川中学校 生徒がアルファ化米で災害食を作る。同区役所での神戸海上保安部の防災講演にも参加。同校卒業生の巡視艇乗組員庭村翠さん(26)が避難生活を語る。3年の栗山拓海君(15)は「自らの出来事と受け止めたい」。
10・00 洲本市・消防本部訓練場 淡路広域消防事務組合が救助訓練。震災を知らない若手が増える中、職員の脇田喜輝さん(52)は「もっと住民と協力して命を救う技術や意識を身に付けんと」と気を引き締めた。
10・40 長田区・真野小学校 震災祈念集会で児童約120人が地域の藤原裕二さん(51)が作った「つなごう」などを合唱。「大人になったとき、この歌から震災の教訓を思い出してほしい」と藤原さん。
11・00 東京・練馬区 区民防災組織の催しに約170人。神戸市灘区で被災した主婦が02年に立ち上げ、震災の記憶や備えの大切さを語り継ぐ。家族を亡くした中学生の被災体験を朗読した区立南町小6年の伊橋美結さん(12)は「くじけないで生きる強さを見習いたい」。
11・50 中央区・人と防災未来センター前 県など主催の追悼のつどいが始まる。県立西宮高校生が献奏。参列者が慰霊のモニュメントに花を手向ける。
■午 後
12・00 神戸港 フェリーや遊覧船が一斉に汽笛を鳴らす。レストラン船「コンチェルト」では、臨時航路の航行に尽力した青木秋茂船長(45)が、鎮魂の音を響かせた。
12・35 中央区・神戸市役所前 「1・17追悼・連帯・抗議の集い」。実行委代表の服部良一元衆院議員(65)は借り上げ復興住宅の返還問題などに触れ「被災者の暮らし再建に、力を合わせて頑張ろう」と呼び掛けた。
13・15 須磨区・新大池東住宅 名古屋市のNPO法人代表栗田暢之さん(51)。「阪神高齢者・障がい者支援ネットワーク」の式典で「(活動の原点である)黒田裕子さんの遺志を継ぎ、災害と向き合い続ける」。
13・30 長田区・復興住宅「フレール長田」 合同慰霊祭から変更した「偲ぶ会」で、視覚障害のある歌手蔀(しとみ)より子さん(66)が歌う。妻が犠牲になった長尾政三さん(67)は「せめて亡くなった人をしのんであげたい」
14・00 西宮市・関西学院会館 世界最高齢バンド「ゴールデンシニアトリオ」がコンサートに登場。ジャズベーシスト宮本直介さん(79)は「震災が忘れられないよう、あと20回は続ける」と笑顔。
14・46 中央区・東遊園地 竹灯籠で「3・11」が作られ、雪地蔵が並ぶ。東北の被災者も訪れ、東日本大震災の発生時刻に目を閉じた。宮城県名取市の仮設住宅で暮らす菅野貞二さん(63)は「うちのまちもここまで復興すればいいな」。
15・00 長田区・海泉寺 21年ぶりに再建した本堂で法要。震災後、持病の悪化で義妹が亡くなった魚崎智子さん(78)は「心のより所が再建され、本当にうれしい」と話す。
17・00 長田区・御蔵小学校 ろうそく入りのペットボトル2千本が校庭に並ぶ。約200人が火を付けて「1・17inみくら」の文字を完成させた。
17・46 稲美町役場前 小中学生ら約40人が鎮魂太鼓を響かせた。稲美北中3年の成清菜瑠さん(15)は「被災した人を少しでも元気づけられたら」。
17・46 淡路市・市営災害復興住宅前広場 旧津名郡一宮町の犠牲者数と同じ13の竹灯籠に明かり。郡家地域交流広場の柏木秀樹代表は「各地の行事縮小は残念。追悼から防災に目的意識を変えて続けたい」と話した。
17・46 中央区・市役所市民ギャラリー 大学生らの「117KOBEぼうさい委員会」が短文投稿サイト「ツイッター」で募った震災メッセージが、24時間で約350件に。
17・46 中央区・JR三ノ宮駅南側広場 兵庫区の「太鼓衆団 輪田鼓(わだつみ)」が、震災から立ち上がる人々の力を表現した「友愛の鐘」を演奏。田中嘉治代表(63)は「被災者の心が真の復興を果たすまで、1月17日は太鼓を打ち鳴らし続けたい」と話した。
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1.17ドキュメント 早朝 5・462016/1/18
1.17ドキュメント 午前 午後 2016/1/18
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中西圭三さんも歌声披露 神戸で震災コンサート2016/1/17
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船が結ぶ絆再び 神戸の児童、宮崎へ 震災翌年に招待フェリー会社2015/9/12
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芦屋のかやぶき民家20年ぶり復元 尼崎に移築へ2015/9/9
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ネパールの男性 地震被害の支援歩いて訴え 復興のヒント探す旅2015/9/1
住宅再建共済加入伸び悩み 9.3%止まり 兵庫県創設10年2015/8/27
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「阪神・淡路」の被災者看護 故黒田さんの足跡学ぶフォーラム 東京2015/8/24
修学旅行 ぜひ神戸へ 宮崎の中学教諭が視察2015/8/23
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「阪神・淡路」災害援護資金 借り主1075人 返済見込めず2015/8/6
兵庫高と仙台第二高 被災地への思い新たに 東京で交流会2015/8/6
生田神社の鳥居86年の歴史に幕 伊勢神宮で戦災免れ、震災の神戸へ2015/8/4
ヴィッセル1.17チャリティー戦、収益金の一部を神戸市に寄付2015/8/1
自治体職員に活動報告 防災グッズ作りなど、神戸で田中さん2015/7/30
自治体同士で震災の教訓を共有 神戸で研修会2015/7/29
「中間支援組織」民間主導で拡大 NPO運営縁の下から助ける 県内29団体2015/7/22
震災歌「しあわせ運べるように」スペイン語版誕生 神戸で初披露2015/7/20
災害時の船舶活用へ航海訓練 難病の患者や医師ら計約30人2015/7/19
中高生が震災学び、復興応援 神大付属中等教育学校、白川台中2015/7/17
開業20年 電飾で感謝 神戸メリケンパークオリエンタル2015/7/16
避難所船実現へ官民会議 関係団体、年度内に運用手順作成2015/7/14
長田・真陽地区 長野県の自治会役員が視察 実践的な防災計画学ぶ 2015/7/11
希望の灯り、舞子に 海水浴客の安全祈り分灯2015/7/8
借り上げ復興住宅説明会 住人「継続入居希望、判定に不安」2015/7/3
災害救助ロボ技術競う 県内外の学生ら20チーム参加2015/6/29
借り上げ復興住宅 継続希望者に説明会2015/6/24
疎開と震災 学び合う 鳥取と長田の児童が交流2015/6/24
阪神・淡路大震災 語り継ぐ意味考える 明石で最後のリレートーク2015/6/21
音楽で震災語り20年 東京のピアニストら 3小学校で演奏会 2015/6/20
「神戸復興塾」小森さん塾長引退 被災者支援後進にバトン2015/6/17
1・17竹灯籠で最後の竹炭 来年解散の神戸市民交流会2015/6/17
震災から20年、創作劇を再演へ 尼崎の「劇団G」2015/6/13
阪神・淡路教訓、災害備え 大容量送水管が本年度完成 神戸2015/6/11
借り上げ復興住宅退去通知で弁護団抗議2015/6/8
芦屋市が3000人アンケート 震災20年 薄らぐ地域のつながり2015/6/9
アプリ活用、震災復興学ぶ 自治体職員が研修 神戸2015/6/3
「神戸の壁」テーマの作品 現代美術家が淡路市に寄贈2015/6/3
神戸の歴史的建造物、敷地内にマンション建設へ 赤れんが活用2015/5/30
復興住宅の課題確認 東北被災自治体職員が神戸視察2015/5/30
竹下復興大臣、東北復興へ神戸再生の歩み視察2015/5/30
首相「20年の経験 防災に」「阪神・淡路」被災地を視察2015/5/16
災害援護資金神戸市新方針 被災他市は動向注視 不公平感 懸念の声も2015/5/14
災害援護資金 8割「免除」、少額返済 52億円分想定 阪神・淡路大震災 神戸市2015/5/14
巨大子ども像 被災地つなぐ 神戸の「姉」、東日本の「弟」へエール2015/5/12
震災特例で任期6月から 兵庫県議会と神戸、西宮、芦屋市議会2015/5/9
震災時の学校 経験継承 神戸の元小学校教諭 自著を復刊 2015/5/9
英語教科書で学ぶ「命」 阪神・淡路大震災20年の歩み掲載 2015/5/8