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阪神・淡路大震災で火災に見舞われたJR六甲道駅北側。劇団道化座のスタジオも焼失した=1995年1月18日、神戸市灘区六甲町
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阪神・淡路大震災で火災に見舞われたJR六甲道駅北側。劇団道化座のスタジオも焼失した=1995年1月18日、神戸市灘区六甲町
新作「ともちゃんち」の稽古に励む劇団員=神戸市灘区岩屋中町4、劇団道化座
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新作「ともちゃんち」の稽古に励む劇団員=神戸市灘区岩屋中町4、劇団道化座

 阪神・淡路大震災でスタジオを焼失しながらも、精力的に活動を続けてきた劇団道化座(神戸市灘区)が18日、創立65周年を記念した新作「ともちゃんち」を同市中央区北野町1、新神戸オリエンタル劇場で上演する。物語は家族をテーマに、20年前の震災のエピソードも交える。代表理事の馬場晶子さん(64)が願う「前向きなお芝居」で二つの「節目」を締めくくる。(坂山真里緒)

 道化座は、1950(昭和25)年に旗揚げした神戸でも老舗の劇団。震災でJR六甲道駅北側の自宅兼スタジオは全焼した。その後、馬場さんの夫で前代表の須永克彦さん(76)が、震災などを題材にした「生きる」シリーズ全18作を書き上げた。中国や韓国での公演も成功させた。

 だが、数年前、須永さんは体調を崩し、療養生活に入ったのを機に、馬場さんが代表に就任。再演を中心に活動してきたが、「(夫は)自分の言葉で作品を作ってきた。この節目にやらなあかん」と一念発起。「おおやかづき」のペンネームで新作に取り組んだ。

 「ともちゃんち」は「99歳ちりつもばあちゃんの幸せになるふりかけ」(たなかともさん著)などが原案。震災で両親を亡くしたとも子と弟は祖母と暮らすが、年月がたつにつれ、老いていく祖母の寂しさ、青年期を迎えたきょうだいの心の葛藤など、どこにでもある家族を描く。

 震災当日、劇団のスタジオから抜け出し、近くの神社で見つかったネコのエピソードなど馬場さん自身の体験も盛り込んだ。「人生捨てたもんやないで。そんな温かい気持ちになってもらえたら」と馬場さん。青年期以降のとも子を演じる島田知子さん(35)は「悩みを抱えている人たちに明るさを取り戻してほしい。若い人に見てもらえたら」と話す。

 開演は午後3時、同7時。前売り一般3500円、学生千円(当日500円増し)。同劇団TEL078・803・2458

2015/12/16

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