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赤れんがの外壁に囲まれたマンション建設用地=神戸市中央区栄町通4
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赤れんがの外壁に囲まれたマンション建設用地=神戸市中央区栄町通4

 阪神・淡路大震災で倒壊し、赤れんがの外壁が復元・保存されている歴史的建造物「旧第一銀行神戸支店」(神戸市中央区栄町通4)の敷地に、マンションが建設されることが分かった。外壁を復元した地権者の大手ゼネコングループが、直近まで駐車場だった敷地を有効活用する狙い。収益性の高い物件を建てて、外壁の維持・管理費用を確保する。(高見雄樹)

 

 同建造物は、第一銀行(現みずほフィナンシャルグループ)の神戸支店として1908(明治41)年に完成。東京駅を手掛けたことで知られる建築家辰野金吾が設計した。その後、66~86年まで大林組神戸支店が入り、95年の震災で大きな被害を受けた。

 一時は取り壊しも検討されたが、大林組が南と西の外壁2面を残して保存。市営地下鉄海岸線が開業した2001年から、みなと元町駅の出入り口として活用され、07年には国の「近代化産業遺産」にも認定された。

 外壁内側の土地を、大林組子会社の大林新星和不動産(東京)が14年に取得。860平方メートルのうち外壁や地下鉄駅施設を除いた530平方メートルに、14階建ての賃貸マンション(延べ床3900平方メートル)を建てる。1階は店舗で、2階以上にワンルームタイプの88戸が入る計画だ。

 これまで時間貸し駐車場として利用してきたが、外壁の補修費用を確保するには収益性の高い物件が必要と判断した。7月に着工し、17年3月の完成を見込む。

 同社は「先人の作品を残すため、地元と話し合って有効活用を決めた。外壁や地下鉄の出入り口には一切手を加えない」としている。

2015/5/30

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