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フェニックス共済加入率と加入戸数の推移
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フェニックス共済加入率と加入戸数の推移

 阪神・淡路大震災を教訓に、自然災害の被災住宅の再建を支援する「兵庫県住宅再建共済制度(フェニックス共済)」が、9月で創設10年を迎える。当初15%を目指した加入率は7月末現在で9・3%と低水準。「一部損壊特約」をつくるなど制度を拡充したが、全国唯一の「共助」の仕組みは加入促進に課題を抱えている。(斉藤正志)

 同共済は条例に基づく県独自の制度。年5千円の負担金で、全半壊時の再建や補修に最大600万円の給付が受けられる。

 県は2005年9月の制度開始初年度の加入率目標を15%としたが4%台に低迷。翌年度を除き、毎年度1ポイント未満の微増が続く。

 今年7月末現在の加入戸数は16万3807戸。一戸建ての加入率は13・4%だが、マンションなど共同住宅は7・6%にとどまる。地域別では、阪神南(5・8%)、阪神北(6・9%)、神戸(7・2%)-と都市部で低い傾向。淡路(20・9%)や西播磨(18・0%)、但馬(15・8%)は比較的高い。

 今年7月末までに282戸に5億6575万円を給付。初めて適用された09年8月の県西・北部豪雨では、214戸に4億4680万円が支給された。佐用町では被災後に加入が急増し、今年7月末現在の31・8%は市町別で最も高い。

 県は同豪雨を受け、10年に全半壊や浸水による家財の購入、補修に最大50万円を給付する制度(負担金年1500円)を新設。一部損壊が被害の大半を占めた13年の淡路島地震後は、年500円の追加負担で一部損壊でも最大25万円が支給される特約もつくった。

 県復興支援課は「特にマンション高層階の住民は、被害を受ける想定がしにくいようだ」と分析。開発業者に働きかけ、入居2年間は負担金を持ってもらうようにしたり、管理組合の総会で呼び掛けたりしているが、大幅な加入増にはつながっていない。同課は「地震保険に入っていても加入でき、少ない負担金で備えができるとPRしていきたい」とする。

2015/8/27

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