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 阪神・淡路大震災20年の節目に被災地から元気を発信しようと、神戸市長田区の住民らが20日、ドラム缶を加工した打楽器「スチールパン」約120台という世界最大級のバンドを結成する。同市須磨区、須磨海岸の特設会場に全国からメンバーが集まり、被災地から生まれた歌「しあわせ運べるように」など3曲を演奏する。(中西幸大)

 スチールパンは、カリブ海に浮かぶ島国トリニダード・トバゴ発祥。大きさや組み合わせで多彩な音が出る。南国らしく明るい調べが特徴だ。

 同市長田区の商店主らが2001年、被災地のにぎわい再生を目標に「アスタ新長田スティールパン振興会」を発足させ、練習を重ねたのが始まり。地元での演奏会のほか、新潟県中越地震や東日本大震災の被災地慰問にも取り組んできた。現在は約40人が参加している。

 20日は、今年で15回目となる催し「KOBE(コウベ)スティールパンカーニバル」を開く。スチールパンバンドの規模は本場トリニダード・トバゴでも最大100人といわれるが、同カーニバルでは振興会と各地の出演者10組が協力し、約120人による1日限りのバンド「KOBE100PAN(パン)」が未来や希望への思いを強く表現する。

 同振興会事務局長の山本亜純(あずみ)さん(39)は「阪神・淡路大震災を知らない人も増えている中、心に届く演奏ができれば」と話す。午前11時開演、同バンドは午後5時ごろから、須磨海浜公園時計台近くの特設ステージで。入場無料。事務局TEL078・631・5055(カギのヤマモトヤ)

2015/9/16