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慰霊祭がなくなった琵琶町公園。「それでも」と訪れた人らが犠牲者を悼んだ=17日朝、神戸市灘区琵琶町1(撮影・小林良多)
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慰霊祭がなくなった琵琶町公園。「それでも」と訪れた人らが犠牲者を悼んだ=17日朝、神戸市灘区琵琶町1(撮影・小林良多)

 17日朝、「未来 1・17」の文字が浮かび上がった神戸・三宮の東遊園地は、多くの祈りに満ちた。追悼行事を取りやめた神戸市内の他の地域でも、遺族らが「やっぱりここで」と集まり、犠牲者を悼んだ。

 61人の名を刻んだ慰霊碑がある灘区の琵琶町公園。午前5時すぎ、投光器の明かりが「あの刻(とき)を忘れない」という碑の文字を照らした。

 慰霊祭はやめたが、自治会役員が慰霊碑に献花できるように準備。義母を失った市川千鶴さん(68)は赤や黄色の花を手向け、「昨年までは白い菊でいっぱいやったのに。だから色のついた花にしました」。

 47人が犠牲になった須磨区の千歳地区は、地元連合自治会の高齢化で追悼行事を中止。それでも午前5時ごろから、真っ暗な公園に人が集まり、地震発生時刻には17人が地域の被害を記した碑の前で黙とうをささげた。

 2階建ての自宅が全壊し、1人だけ1階で寝ていた28歳の妹を亡くした大滝裕晋(ひろのぶ)さん(50)は、中止を知らずに公園へ。「驚いたし、寂しいな」と声を落とし、「妹を助けられなかった悔しさはずっと変わらない。やっぱりこの日はここで迎えたいな」と手を合わせた。(宮本万里子、岡西篤志)

2016/1/18

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