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震災の経験や思い「つぶやいて」大学生ら呼び掛け

2015/12/18 10:55

 1カ月後に阪神・淡路大震災発生から丸21年を迎えるのを前に、震災を経験していない大学生らが17日、短文投稿サイト「ツイッター」で、震災の経験や今の思いをつぶやいてもらうよう呼び掛けを始めた。2016年1月16日からで、全国のつぶやきは神戸市役所で展示する予定だ。

 阪神・淡路大震災の経験を次世代に継承する「117KOBEぼうさい委員会」の大学生らと神戸市が企画。震災から20年が過ぎ、ようやく当時のことや今の思いを伝えたいという人もいると考え、気軽に胸の内を明かしてもらう試みだ。

 「震災の経験や記憶を語り継ぐためにもあの時の思い、自分のとった行動などを伝えて」。17日にツイッターで呼び掛けた神戸学院大2年の喜田悠太郎さん(19)は大学入学までほとんど震災に関わらなかった。大学で防災を学んでおり、「経験した方の思いを聞きたい」と願う。

 投稿テーマは三つで、来年1月13日から順次発表する。投稿開始は同16日午後5時46分。新潟県中越地震や東日本大震災の被災地にも呼び掛ける。同17日午前5時から、市役所2階の市民ギャラリーで、つぶやいた場所を地図上に落として展示する予定。(高田康夫)

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