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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、殺人などの罪に問われた角田優太郎被告(27)に対する裁判員裁判の第3回公判が21日、神戸地裁で開かれた。2005年、沖縄の崖で転落死させ、保険金をだまし取ったとされる角田(旧姓橋本)久芳さん=死亡当時(51)=の事件で、久芳さんの戸籍上の妻三枝子被告(61)の証人尋問が始まった。

 角田美代子元被告=自殺当時(64)=の義妹で、元被告が最も信頼した「側近」とされるが、三枝子被告の自供で一連の事件が発覚した。

 三枝子被告は細身で白髪交じり。紫のジャージー姿で入廷。幼少期から元被告と付き合いがあり、20歳前、元被告から一緒に住むよう強要されたという。「一度離れたが、両親と呼び出され、深夜まで美代子の罵声を浴び、戻らざるを得なかった。まさか一生涯一緒に過ごすとは思わなかった」。優太郎被告を妊娠した際も「自分の子にする」との要求を断りきれず、元被告に成り済まして出産したという。

 元被告については「怖い存在だった」と証言。45歳で元被告の母親と養子縁組したが「せめて戸籍だけでも自分のままでいたかった」と話した。3年後、久芳さんと入籍したのも「死んだとき、年金を受け取れるように」と元被告に指示されたという。久芳さんの死亡前、角田家に約5千万円の借金があったとも述べた。証人尋問は21日午後も続く。

2014/11/21
 

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