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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、2件の殺人罪などに問われた無職仲島康司被告(45)の裁判員裁判初公判が29日、神戸地裁(佐茂剛裁判長)で開かれた。妻の仲島茉莉子さん=死亡時(26)=に対する殺人、監禁罪など2事件で「(犯行を)手助けした責任はあると思うが、共謀はしていない」と起訴内容を否認。殺人罪を含む別の1事件は「間違いありません」と認めた。

 起訴状によると、角田美代子元被告=自殺時(64)=らと共謀し、2008年7~12月に茉莉子さん、同年11月に安藤みつゑさん=死亡時(67)、11年7月に橋本次郎さん=同(53)=をマンションのベランダ物置に監禁。茉莉子さんと次郎さんには暴行や飲食制限など虐待を加え、衰弱死させたとされる。

 検察側によると、康司被告は次郎さんを通じて美代子元被告と知り合い、06年春から尼崎で共同生活に加わった。07年2月、元被告の勧めで、茉莉子さんと結婚した。

 検察側は事件全体の冒頭陳述で「茉莉子さんに馬乗りで殴ったり、元被告の命令で次郎さんを緊縛、暴行したりした」と指摘。弁護側は「異常な家族関係の中で通常の心理状態にはなく、逃げ出すことはできなかった」と述べた。

 公判は計15回あり、まず茉莉子さんと安藤さんの事件を審理する。判決は3月19日。

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/1/29
 

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