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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義妹三枝子被告(62)ら親族3人の裁判員裁判第19回公判が9日、神戸地裁であった。2008年にマンションベランダの物置で亡くなった仲島茉莉子さん=死亡時(26)、安藤みつゑさん=同(67)=の事件で、中間の論告と弁論があった。

 3被告は茉莉子さんへの殺人罪で無罪を、2人に対する監禁罪は無罪やほう助罪を主張している。

 検察側は茉莉子さんの事件について「3被告とも約5カ月にわたって虐待されていた茉莉子さんの死ぬ危険性を認識していた」と指摘。「虐待を伴う監禁が殺人行為へとつながった事件で、衰弱が顕著になってからも3被告が監視を続けたのは重要な関与行為」として、元被告との共謀が成立すると述べた。

 安藤さんの事件についても「家のルールを破った安藤さんが制裁を受けても当然と考えていた」とした。

 弁護側は「一連の行為は元被告による犯罪。物置内を映すモニターが室内にあり目に入ったことはあったが、監視の意図はなかった」などと反論した。

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/7/9
 

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