連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

尼崎連続変死事件公判

  • 印刷

 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理のいとこ李正則被告(41)の裁判員裁判第7回公判が3日、神戸地裁で開かれた。2008年6月、大阪市内のパチンコ店の駐車場に駐車中の車で意識不明となって入院し、09年6月に死亡した皆吉初代さん=死亡時(59)=に対する傷害致死罪の審理で、被告人質問があった。

 弁護側との主なやりとりは次の通り。

 -あなたたちは朝からパチンコをしていて、途中から、元被告や初代さんと合流した。元被告らは何をしにきた?

 「私たちの弁当を届けにきてくれました」

 -食べ終えた後、あなたたちが乗ってきた車と初代さんが乗る車を何度か行き来していたと。初代さんの様子はどうだった。

 「そこでおかしくなってました」

 -おかしいとは具体的に。

 「それまで真っすぐ座っていたのに、次行った時には背もたれにもたれて、頭を後ろにして、目の焦点が定まらずに座っていました」

 -それを見てどう思った?

 「さっきまでと明らかに様子が違うのでおかしいと思って、美代子に『おばちゃん、はっちゃん(初代さん)変やで』と言い、『はっちゃん、どないしたんや』と肩を揺すりました」

 -初代さんは反応していたか。

 「何かをしゃべろうとしているけど、声になってない状態で、『あわわわー』みたいな感じで声を出してました」

 -助手席に座っていた元被告の様子は。

 「自分が言った時に、ぱっと振り返って慌てた様子で(後部座席に座る)初代さんの膝をたたいてました。『どうしたんや』と」

 -どうして初代さんがそうなったと思った?

 「何があったんやろという感じで、分からん状態でした」

 -その後、元被告は。

 「『お父さん(内縁の夫鄭=てい=頼太郎被告)呼んできて』と。初代さんを病院に連れて行くために」

 -あなたは運転できないのか。

 「私は免許がないので運転できないのと、頼太郎は地理感(覚)がすごいので」

 -その後は。

 「私はそこで待ってると思ってたんですけど、美代子に『あんたも行くで』と言われて、車に乗りました」

 -病院までの道中、美代子は何か言っていた?

 「病院がどこにあるかは分かってなかったので、美代子から自分に向かって『右と左、よう見とけよ』と。病院を探すため」

 -他には?

 「『はっちゃん、どないやー』って声をかけてました」

 -道中で口裏を合わせるようなことはなかったか。

 「いえ、そんな余裕はないです。急いでいたし、初代さんの容体もよろしくないので、そういう会話はありませんでした」

 -病院に着いて、すぐ専門の病院に救急搬送された。その病院で何か元被告から言われた?

 「美代子が病院の中にいて、自分と頼太郎は車で待ってたんですが、美代子が出てきて『はっちゃん、入院やて。もともと、脳に持病があって、それがなんかの拍子でずれたんや』と私に話しました」

 -どう思った。

 「正直おかしいなと。何もないのになんでいきなりずれんの、と思ってました」

 -駐車場で、あなたが暴力を振るったことは。

 「振るっていません」

 -その日、「頭うじ湧いとんちゃんうか」と発言したことは。

 「言っていません」

 -頭を揺さぶってないのは間違いないのか。

 「それは絶対間違いないです」

2015/9/3

天気(6月16日)

  • 24℃
  • ---℃
  • 70%

  • 23℃
  • ---℃
  • 70%

  • 24℃
  • ---℃
  • 70%

  • 24℃
  • ---℃
  • 70%

お知らせ