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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理の娘瑠衣被告(30)の裁判員裁判第13回公判が19日、神戸地裁であった。ベランダ物置に監禁されて死亡、岡山県の海中から遺体で見つかった橋本次郎さん=死亡時(53)=に対する逮捕監禁、殺人、死体遺棄罪の審理が始まり、殺人罪の成立などで主張が対立した。

 次郎さんは、2011年7月、2日半にわたって縛られた状態で監禁され、死亡したとされる。

 検察側は、次郎さんを高温多湿の物置に閉じ込めて、丸太などに手足を緊縛▽飲食を制限▽正座を強制-などの一連の虐待を「殺す行為」と指摘。瑠衣被告は死に至る危険性を認識していたとした。

 一方、弁護側は「個別の虐待は、死の可能性が高い行為と言えない」と反論した。次郎さんは死が迫るほどの衰弱状況になかったとし、瑠衣被告の殺意も否定。逮捕監禁致死か傷害致死罪のほう助にとどまると主張した。

 死体遺棄罪については、11年11月に岡山の海に投棄したことは認め、その前にマンションから別の場所に運び出したことについては同罪のほう助を主張した。

2015/11/19
 

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