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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理の娘瑠衣被告(30)の裁判員裁判第2回公判が15日、神戸地裁で開かれた。2007年12月に逃亡先の和歌山県から尼崎市に連れ戻された母、皆吉初代さん=死亡時(59)=に対する加害目的略取罪の審理が始まった。

 冒頭陳述で検察側は、03年に角田家が皆吉家に乗り込んだ際、初代さんが虐待されたことを挙げ、「瑠衣被告は、連れ戻せば虐待すると分かっていた」と指摘。「初代さんが意向に沿わなければ自分が暴力を振るう決意も固めていた」とした。

 弁護側は、元被告らが和歌山を訪れた際、「一方的に責めたのでなく、和やかな時間もあった」と反論。加害目的はなく、初代さんが自分で帰ることを決めたとして無罪を主張した。

 検察側の被告人質問で瑠衣被告は、元被告と初代さんの反りが合わなかったとし、「母は虐待されると思っていた」。和歌山に向かう際は「美代子について行くことをアピールするため、何かあれば自分が最初に大暴れしてやろうという気持ちだった」と話した。

瑠衣被告一問一答

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/10/15
 

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