連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

尼崎連続変死事件公判

  • 印刷

 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理のいとこ李正則被告(41)に対する裁判員裁判第13回公判が17日、神戸地裁で開かれた。2008年に尼崎のマンションベランダ物置で死亡した仲島茉莉子さん=死亡時(26)=と安藤みつゑさん=同(67)=への監禁、殺人罪の審理で、中間論告と弁論があった。

 茉莉子さんの死の危険を李被告が認識していたかや、安藤さんへの監禁行為で元被告との共謀の有無があったかが主な争点。

 検察側は、約5カ月間の監禁、虐待を受けた茉莉子さんが「常識的に考えて亡くなるのは当然」とした上で、李被告が亡くなる前日に頭を踏みつけるなどの暴行を加えたとして「殺意があった」と主張。安藤さんの監禁も元被告に同調するなど共謀が成立するとした。

 弁護側は、監禁の終盤に茉莉子さんへの虐待が質量ともに減っていたとし、「亡くなるほど衰弱していないと思っても仕方ない」と反論。監禁致死か傷害致死罪にとどまるとした。安藤さんの監禁には関与しなかったとして無罪を主張した。

 ほかに李被告への被告人質問もあった。

「記憶思いだしてきた」李正則被告一問一答

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/9/17
 

天気(9月8日)

  • 33℃
  • 28℃
  • 40%

  • 33℃
  • 25℃
  • 50%

  • 34℃
  • 28℃
  • 20%

  • 34℃
  • 27℃
  • 40%

お知らせ