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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理の娘瑠衣被告(30)の裁判員裁判第18回公判が3日、神戸地裁で開かれた。2005年7月に沖縄の崖から転落死した角田久芳さん=死亡時(51)=に対する事件の審理で、被告人質問があった。

 瑠衣被告は当時の状況について、事故死を装った自殺を実行できない久芳さんを元被告が責め、両手で平手打ちした-と説明。角田家のメンバーから無視されるようになった久芳さんが高所からの転落死を受け入れると、「(元被告が)泣いて久芳さんの肩を抱いていた」など述べた。

 瑠衣被告は、当時の認識を「自分で自殺してくれたと考えていた」とする一方、「回りから無視され、虐待される。今思うと、家族に入れてもらえるならと(転落死を)受け入れる気持ちにしかなれなかったのではないか」と振り返った。

 転落現場の崖を3日前に下見したことにも触れ、元被告から「2回訪れることを怪しまれないように、近くの売店で『お土産を買いに来た』とうまく説明するように」と指示されたと明かした。

・まちある調査団

【「怪しまれないよう土産買った」瑠衣被告一問一答】

2015/12/3
 

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