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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の次男優太郎被告(28)の裁判員裁判第24回公判が29日、神戸地裁であった。2008年にマンションのベランダ物置で亡くなった安藤みつゑさん=死亡時(67)=に対する監禁罪、仲島茉莉子さん=同(26)=に対する監禁・殺人罪の審理があり、被告人質問があった。

 弁護人との主なやりとりは次の通り。

 -茉莉子さんは亡くなる前日、美代子元被告らから暴行を受けていたか。

 「顔面を踏みつけられていました」

 -その後の茉莉子さんの様子は?

 「夜、ご飯に柿を乗せて食べていました。びっくりして、僕は『病院に見せた方がいいんちゃう』と美代子に言いました。後遺症が残るとあかんと思ったから」

 -美代子元被告は何と答えた?

 「『様子見る。顔にあざあるし』と。翌日の朝、美代子が『(茉莉子さんが)死んでるわ』と言ってきました」

 -あなたの公判では、妻の瑠衣被告が証人として出廷した。

 「かなり腹が立ったところがありました。あり得ないことを言われました」

 -どういうこと?

 「告げ口のことです。茉莉子さんが(物置で)居眠りしていたことを(美代子元被告に)僕が告げ口したと言っていましたが、絶対にあり得ません。僕は告げ口は好きではない」

 -(瑠衣被告の母で、角田家に虐待されていた)皆吉初代さんの物まねをあなたが自分からしたとも証言した。

 「僕は初代さんに悪感情はない。美代子に物まねさせられているのは(瑠衣被告も)分かっているはずなんです」

 -あなたの刑を重くするようなことを言うから腹が立つのか。

 「違います。事実でないことを言いだしたからです」

 -なぜ瑠衣被告はそういうことを言うのか。

 「角田家の人に対して、責任を果たさせたいというのと、(角田家に虐げられた瑠衣被告の実家の)皆吉家の恨みを晴らしたいからかと思います」

 -瑠衣被告は角田家に復讐しようとしているということか?

 「そうです」

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/1/29
 

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