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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の親族3人の裁判員裁判第21回公判が16日、神戸地裁で開かれた。岡山県の海から遺体で見つかった橋本次郎さん=死亡時(53)=への逮捕監禁、殺人、死体遺棄罪の審理があり、仲島康司受刑者(45)の証人尋問があった。

 検察側との主なやりとりは次の通り。

 -あなたも物置に閉じ込められたことがあった。その時と比べ、次郎さんの監禁はどうだったか。

 「きついな、と思いました。(両腕を)丸太に縛られていたので。私たちの場合は動けていましたから」

 -ほかには。

 「飲食ですね。次郎さんは飲み食いはさせてもらえてなかった。これはきつかったと思います」

 -あなたが最後に次郎さんの生きている姿を見たのは、亡くなる前日。その時にふらついていたと。具体的には?

 「(元被告がつけさせていた)おむつを私が替える時に、中腰になってと言ったんですが、ふらついて壁にぶつかっていました」

 -その姿に、元被告は何と?

 「『次郎!弱ったふりすんな!』と言ってました。次郎さんは『大丈夫です!』と大声で言ってましたね」

 -次郎さんは大丈夫だったのか。

 「『無理です』と言っても怒られるので」

 -次郎さんが亡くなっていた時の姿は。

 「あおむけになって、口を開けて、目を見開いたまま死んでいました」

 -丸太に張りつけ状態のまま?

 「はい」

 -元被告には何と言われた?

 「『シーツに入れろ』と言われ、私がひもを全部外してシーツに入れました」

 -次郎さんが、亡くなる2011年7月以前、元被告に怒られてベランダの物置に入れられることはあったか。

 「子どもの面倒を横着したとか、カミソリの刃を勝手に替えたとか、スポーツドリンクを飲んだとか、小さいことで怒られていました」

2015/7/16
 

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