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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、2008~11年に死亡した男女3人に対する2件の殺人罪などに問われた無職仲島康司被告(45)の裁判員裁判初公判が29日、神戸地裁(佐茂剛裁判長)で開かれた。08年の2事件について争う姿勢を示し、11年の事件は起訴内容を認めた。角田美代子元被告=自殺時(64)=の親族で起訴された7人のうち、裁判員裁判は2人目。

 康司被告は、妻の仲島茉莉子さん=死亡時(26)=に対する殺人、監禁罪▽安藤みつゑさん=同(67)=に対する監禁罪▽橋本次郎さん=同(53)=に対する殺人、逮捕監禁、死体遺棄罪-で起訴された。起訴状などによると、茉莉子さんと安藤さんは08年、次郎さんは11年に相次いでマンションの物置に閉じ込められ、その後死亡したとされる。

 康司被告は罪状認否で「はじめに被害者と遺族の方々におわびしたい。裁判で真実を話したい」と謝罪。08年の2事件は「美代子たちと共謀したことはないが、手助けした責任はあると思っています」とし、弁護側は殺人や監禁のほう助罪にとどまると主張。次郎さんの事件は「間違いありません」と述べた。

 検察側の冒頭陳述によると、康司被告は06年から元被告らと同居し、茉莉子さんと結婚。夫婦で逃亡するなどして元被告を怒らせ、08年7月、2人ともベランダの物置に入れられたが、康司被告は途中で許されたという。

 公判は計15回で、判決は3月19日。

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/1/29
 

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