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尼崎連続変死事件公判

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角田優太郎被告の主な関係者
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角田優太郎被告の主な関係者

 尼崎連続変死事件で、角田優太郎被告(27)の裁判員裁判第12回公判が17日、神戸地裁であった。皆吉初代さん=死亡時(59)=に対する加害目的略取罪の審理で、初代さんの次女角田瑠衣被告(29)が前回に続いて証人出廷した。

 瑠衣被告によると、初代さんは角田美代子元被告=自殺時(64)=から虐待され、2003年8月、高松市から逃亡。元被告は、初代さんの居場所をつかみ、優太郎被告ら7人を連れ、07年12月、隠れて働く和歌山のホテルへ向かったという。

 瑠衣被告ら娘2人がまず再会し、「後ろから美代子が『久しぶりやな』と姿を見せると、一瞬で母親の表情が引きつった」と証言。その後、元被告が「子ども放って、逃げ出せる立場やったんか」と責め立てたという。

 初代さんは仕事を辞めて再び元被告と暮らすことに。瑠衣被告は「それ以外の選択肢はなかった」とし、「逃げて連れ戻された人が虐待されるのは角田家のパターンだった」と続けた。

 初代さんの母で、高松市の農機具小屋から遺体で見つかった皆吉ノリさん=死亡時(78)=についても、瑠衣被告は「03年3月、美代子に命令された身内同士の暴行が原因で亡くなった。私も母親もその場面を見た」と証言した。

2014/12/18
 

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