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尼崎連続変死事件公判

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 最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)は、兵庫県尼崎市の連続変死事件で殺人などの罪に問われた李正則被告(43)の上告を棄却する決定をした。6日付。無期懲役とした一、二審判決が確定する。首謀者とされる角田(すみだ)美代子元被告=2012年自殺、当時(64)=の義理のいとこ。

 一、二審判決によると、05~11年、角田久芳さん=当時(51)=に自殺を強要して崖から転落死させ、仲島茉莉子さん=同(26)=を物置に監禁して虐待し死なせたほか、橋本次郎さん=同(53)=を殺害し海に遺体を捨てるなどした。

 殺意などを否認したが、一審神戸地裁の裁判員裁判判決は「(美代子)元被告に匹敵するほどの重要な役割を積極的に果たした」と起訴された計10の罪全てを有罪とし、求刑通り無期懲役を言い渡した。二審大阪高裁も「量刑が不当に重いとは言えない」と一審判決を支持した。事件では7人が起訴され、5人は懲役23~15年の判決が既に確定。美代子元被告の内縁の夫鄭頼太郎被告(68)が一、二審で懲役21年の判決を受け、上告している。

2018/3/9
 

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