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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で起訴された7人のうち、男女3人に対する殺人罪などにより、神戸地裁の裁判員裁判で最も重い無期懲役判決を受けた李正則被告(42)の控訴審初公判が4日、大阪高裁で開かれる。一審では、義理のいとこ角田美代子元被告=自殺時(64)=に犯罪行為を押し付けられたと訴えたが、判決は「重要な役割を積極的に果たした」と認定。弁護側は控訴審でも、元被告との関係性や実行行為の程度などについて争う方針だ。

 3人に対する殺人や別の傷害致死事件について、検察側は一審で李被告を含む親族らによる継続的な虐待などが原因としたが、弁護側は、決定的な虐待行為への関与を否定。立場も元被告に対して従属的だったと主張したが、判決は「元被告は李被告を利用したが、進んで役割を果たした」と指摘した。

 一連の事件を巡っては、李被告を含めて元被告の親族ら計7人が起訴され、うち5人が懲役15~23年の一審判決が確定、1人が上告している。李被告は3件の殺人を含めて五つの事件で計10の罪に問われている。

2016/11/3
 

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