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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の次男、角田優太郎被告(28)の裁判員裁判第26回公判が4日、神戸地裁で開かれた。岡山県の海中から遺体で見つかった橋本次郎さん=死亡時(53)=に対する死体遺棄罪の審理があった。

 起訴状によると、2011年11月、親族らと次郎さんの遺体を尼崎市の倉庫から別の民家に運び、その後、岡山県備前市の海に投棄したとされる。優太郎被告は罪に問われた5事件でこの事件だけ起訴内容を認めている。

 次郎さんは11年7月に死亡。別の親族らが遺体をドラム缶にコンクリート詰めにし、倉庫に放置したとされる。冒頭陳述で、検察側は「倉庫には別の傷害致死事件の被害女性の遺体もあった。その関係者が自首し、警察への発覚を恐れた元被告が2遺体の搬出を指示。元被告の逮捕後は残りの親族で、次郎さんの遺体を海に投棄することを決めた」と述べた。弁護側は「遺棄に関わり、深く反省している」とした。

 被告人質問で、優太郎被告は「次郎には子どもの頃から面倒を見てもらったのに、ひどい仕打ちをしてしまった」と話した。個別の事件の審理は4日で終了。5日は事件全体を通じた被告人質問がある。

証人として出廷した仲島茉莉子さんの父と検察官の主なやり取りはこちら

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/2/4
 

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