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尼崎連続変死事件公判

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李正則被告の事件をめぐる検察側と弁護側の主張
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李正則被告の事件をめぐる検察側と弁護側の主張
李正則被告をめぐる人物関係図
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李正則被告をめぐる人物関係図

 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理のいとこ、李正則被告(41)の裁判員裁判初公判が19日、神戸地裁(平島正道裁判長)であった。李被告は2005~11年の5事件で計10の罪に問われており、3件の殺人や1件の傷害致死など大半について起訴内容を否認。検察側は「全事件で元被告の意向に従い、犯行の中心的部分を担当した」と主張した。

 李被告は皆吉初代さん=死亡時(59)=に対する加害目的略取など一部は起訴内容を認めた。これまでの裁判に出廷した親族らは、李被告による暴行場面を多数証言しており、実行行為に関与したとされている。

 検察側は冒頭陳述で「死亡直前に被害者の頭を踏みつけた」など、各事件における李被告の関与を指摘した。

 弁護側は「一連の事件で立場は従属的で、元被告から指示されたことをしたにすぎない」と反論。「元被告の手で李被告自身も妻子のいた家庭を破壊された」とし「別れた家族に危害が及ぶ危険を現実的に感じていた」と元被告に従うようになった経緯を強調した。

 また、角田家では各事件の被害者とほぼ同列の低い地位にあり「(元被告から)繰り返し懲らしめや虐待を受けた」とした。

【尼崎連続変死事件】2011年11月、尼崎市の貸倉庫でドラム缶に入った女性の遺体が見つかったのを端緒に、角田美代子元被告=自殺時(64)=の周辺で不審死や行方不明が相次いでいることが発覚。一連の捜査で男女8人の死亡が確認された。兵庫県警は元被告と親族7人を逮捕したが、元被告は12年12月に留置場で自殺した。これまでに親族2人の刑が確定し、義妹の三枝子被告(62)ら3人は9月に判決が言い渡される。元被告の親族の裁判員裁判は李被告で6人目。

2015/8/19

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