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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理のいとこ、李正則被告(41)の裁判員裁判第4回公判が26日、神戸地裁で開かれた。2005年7月に沖縄の崖で転落死した角田久芳さん=死亡時(51)=に対する殺人、詐欺罪の審理で被告人質問があった。

 李被告は、元被告と知り合った経緯について「02年、母の再婚相手の男性から紹介された」と説明。男性は消費者金融などに多額の借金があり、元被告が取り立ての窓口役を引き受けていたという。

 その後、元被告から男性の借金問題を話し合うよう度々呼び出され、「断れば妻子のいる自宅まで怒鳴り込まれた」と李被告。協議は夜通し続き、「帰りたい」と申し出れば「知り合いに暴力団トップがいる。逆らえばお前ら一族もただではおかん」と脅され、元被告らと同居せざるを得なくなったと述べた。

 久芳さんの事件では当初、走行中の車に飛び込んで死ぬ方法を試したという。李被告は「失敗が続く久芳さんに対し、元被告が正座を命じたり靴で顔を殴ったりした」とする一方、自身は暴行に関与していないとした。

「逆らったら一族ただではおかんと脅された」李被告一問一答

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/8/26
 

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