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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の義理の娘瑠衣被告(30)の裁判員裁判第20回公判が9日、神戸地裁で開かれた。2005年7月に沖縄の崖から転落死した角田久芳さん=死亡時(51)=に対する事件の審理で、同被告が証言台に立ち、美代子元被告が逮捕されて以降の角田家の困窮ぶりを明かした。

 同被告は元被告が捕まった後の12年春ごろ、角田家の借金を具体的に把握したという。水道や電気代を支払わないと供給を止めるとの通知も届いたといい、久芳さんの妻で元被告の義理の妹、三枝子受刑者(62)と「自己破産の手続きを始めた」と振り返った。

 同じころ、同被告は角田家が暮らすマンションのローン名義が久芳さんだったことを知り、三枝子受刑者から「久芳君が亡くなってローンがチャラになった」と聞かされた。

 この日は三枝子受刑者の証人尋問もあり、久芳さんが転落死したころのローンや借金の総額が約7千万円に上ったと証言。元被告に節約を求めても「使わないとたまらない」と言い張り、借金が膨れ上がったという。

2015/12/9
 

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