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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の次男角田優太郎被告(28)の裁判員裁判第27回公判が5日、神戸地裁であった。情状に関する被告人質問があり、優太郎被告は「もっと早い段階で美代子を止められていたら、こんなにたくさんの人が亡くならずに済んだかもしれない。申し訳ない」と被害者や遺族に謝罪した。

 弁護側から美代子元被告についてあらためて問われ「美代子を前にしたら萎縮してしまう自分がいた。怖がりすぎて思考停止に陥っていた」。2012年12月に元被告が自殺した際は「ずっと縛られていた呪縛が解けたのと、ずるいという思いを抱いた。美代子は本当のことを話し、おわびしないといけなかった」と振り返った。

 一連の事件で死亡した仲島茉莉子さん=死亡時(26)=の父親の代理人弁護士も「亡くなるまでに、茉莉子さんたちがどれだけ怖い思いをしたか考えたことは」と質問。「怖かっただろうし、なぜ誰も止めてくれないのかとの思いもあっただろう」と話した。

 6日は、論告求刑と最終弁論がある。

弁護士と優太郎被告の主なやり取りはこちら

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/2/5
 

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