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尼崎連続変死事件公判

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 尼崎連続変死事件で、角田優太郎被告(28)の裁判員裁判が結審したことを受け、皆吉初代さん=死亡時(59)=の元夫で、仲島茉莉子さん=同(26)=の父親が6日、代理人の弁護士を通じてコメントを出した。全文は次の通り。

 「本日、角田優太郎被告に対し、懲役25年との求刑が、検察官によってなされました。

 あまりに酷い虐待の末に命までも奪われた娘と妻の苦しみ、恐怖、絶望、そして無念さを思うと、優太郎被告に対しては極刑を求めてもおかしくはなく、検察官の求刑は低すぎるのではないかというのが私の率直な気持ちです。ただ私としては、求刑についてはすべて検察官にお任せしており、今は判決を待ちたいと思っています。

 優太郎被告の裁判は、角田美代子と角田家の人間による一連の犯行の最初の裁判であり、続く他の被告の裁判にも少なからぬ影響があると思います。公判において優太郎被告は、私の娘や妻を虐待したのは角田美代子であり、美代子が怖くて虐待を止められなかったなどと述べ、責任をすべて美代子に押しつけて自分は責任から逃れようとするかのような供述に終始していました。しかし優太郎被告の角田家における立場や役割、優太郎被告のとった数々の行動をみると、優太郎被告が一連の事件において果たした役割は、決して小さくはありません。優太郎被告には、奪われた命の重さを考え、もっと真摯に自分の犯した罪に向き合って、公判に臨んで欲しかったと思います。私自身は、今後も決して優太郎被告を許すことはできません。

 裁判官、裁判員の皆様には、どうか真実を見極め、正当な判決を下されることを、切に願っております」

【特集】尼崎連続変死事件公判

2015/2/6
 

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