連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

尼崎連続変死事件公判

  • 印刷
角田三枝子被告ら3被告をめぐる人物関係図
拡大
角田三枝子被告ら3被告をめぐる人物関係図
角田三枝子、鄭頼太郎、角田健太郎の3被告の起訴内容と各被告の主張
拡大
角田三枝子、鄭頼太郎、角田健太郎の3被告の起訴内容と各被告の主張

 尼崎連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺時(64)=の親族3人に対する裁判員裁判の判決公判が16日、神戸地裁で開かれた。増田耕児裁判長は義妹三枝子被告(62)、養子で長男健太郎被告(33)、内縁の夫鄭(てい)頼太郎被告(65)のそれぞれに懲役21年(求刑各懲役30年)を言い渡した。3件の殺人罪のうち1件は「死亡に直結する行為にほとんど関与していない」として傷害致死罪にとどまるとした。

 3被告は、2005年7月に沖縄の崖で転落死した角田久芳さん=死亡時(51)、マンションベランダの物置で08年12月に死亡した仲島茉莉子さん=同(26)、11年7月にベランダ物置で死亡した橋本次郎さん=同(53)=への殺人罪など計九つの罪に問われた。裁判員の選任期間は140日間で、09年の制度導入以降最長となった。

 判決では、次郎さん事件で3被告が、元被告らによる緊縛や暴行の具体的状況について「数日のうちに死ぬ危険の高い行為であったと認識していたといえず、殺意は認定できない」と結論付けた。

 ほかの2件の殺人罪では「久芳さんが死から逃れられない状況を作った」「茉莉子さんへの虐待を止めたり、角田家から抜け出したりせずに犯行の一翼を担った」などと指摘して殺意を認定。一方、量刑理由では「絶対的な存在の元被告の意向に逆らうことは相当困難。3被告の関与は従属的で、犯行に至った経緯には一定の酌量の余地もある」と述べた。

 判決を受け、茉莉子さんの父(63)が「元被告の分まで罪を償うべきことを心に留め、刑に服してもらいたい」とコメントを出した。

2015/9/16

天気(9月22日)

  • 25℃
  • 20℃
  • 20%

  • 28℃
  • 15℃
  • 10%

  • 26℃
  • 19℃
  • 40%

  • 27℃
  • 17℃
  • 20%

お知らせ