連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

記事特集

  • 印刷
娘2人と笑顔を見せる光山由子さん
拡大
娘2人と笑顔を見せる光山由子さん
「生命のうた」を手話で表現する弥和座のメンバー=西宮市六湛寺町
拡大
「生命のうた」を手話で表現する弥和座のメンバー=西宮市六湛寺町

 末期がんで余命2カ月と宣告された元メンバーともう一度、舞台に立ちたい-。阪神・淡路大震災を機に発足し、活動を休止していた兵庫県西宮市の手話劇団「弥和座(びわざ)」が15年ぶりに復活し、16日にJR西宮駅前のフレンテホールでコンサートを開く。元メンバーが自身の命を見つめて書いた詩に、曲を付けて合唱。一日一日を大切に生きる姿を、歌に乗せる。(斉藤絵美)

 弥和座は1996年、阪神・淡路大震災で被災した西宮市の手話サークル仲間が旗揚げ。「つらい時だからこそ、自ら表現して元気になろう」と聴覚障害者や通訳者ら約10人が手話を付けた劇を制作した。年2回ほどのペースで公演を重ねたが、団員の出産や育児で98年末に休止した。

 再開するきっかけがないまま年月は過ぎ、昨年12月、代表の柳川邦子さん(47)=大阪市=は、観劇で再会した元メンバーの光山由子(ゆうこ)さん(47)=名古屋市=から「末期がん」と告げられた。自宅療養中の光山さんに「弥和座はもうやらないの?」と尋ねられ、すぐにメンバーに連絡。「もう一度舞台をやろう」と声が上がった。

 詩は、柳川さんが光山さんに執筆を依頼。「子どもたちと笑おう 親と笑おう 友達とも笑おう 職場で笑おう」「笑い合えたら あなたはもう大丈夫」-。思いをしたためた詩「生命のうた」にメンバーが曲を付けた。舞台では、光山さんが自身の思いを朗読した後、メンバー14人とともに手話を付けながら詩を合唱する。

 上演時間は30分。柳川さんは「凝縮した時間に『みんなで笑い合って命を輝かせていこう』という彼女のメッセージを伝えたい」と話す。6月末に余命2カ月と宣告された光山さんは「公演当日までは生きていたい」と、その日を心待ちにしている。

 午後1時半開演。海勢頭(うみせど)豊さんのコンサートや、人業(ひとわざ)劇団ひらき座による舞台もある。前売り一般2千円、高校生以下・障害者千円(当日は各200円増し)。弥和座の北野さんTEL090・1591・7849

2014/8/13

天気(8月10日)

  • 33℃
  • 28℃
  • 30%

  • 35℃
  • 27℃
  • 20%

  • 35℃
  • 27℃
  • 20%

  • 35℃
  • 27℃
  • 30%

お知らせ